歴史7 冷戦

連合国の戦勝国の1国となった上に国土に殆ど被害を受けなかったこともあり、大戦終結後は1950年代にかけて未曾有の好景気を享受することとなったが、冷戦による共産主義への脅威を受けて一時ジョセフ・マッカーシー上院議員らによってヒステリック的に赤狩り旋風が巻き起きた他、1960年代にはジョン・F・ケネディ大統領や公民権運動指導者のマーティン・ルーサー・キング・ジュニア牧師、ロバート・ケネディ司法長官の暗殺事件が起こるなど、政治的な混乱も続いた。

また、冷戦においては、ソビエト連邦を盟主とする共産主義陣営に対抗する資本主義陣営の盟主として、自由、民主主義の保護の名の下、朝鮮戦争やベトナム戦争など世界各地の紛争に積極的に介入する。特にベトナム戦争への介入は世界的に大きな非難を呼び、あわせて国内世論の分裂を招いた。単に「反共産主義的」であるという理由だけで、アジアや南アメリカ諸国をはじめとする世界各国の軍事独裁政府を支援し、その結果、それらの国の国民に対して政治的不安定と貧困を与える結果となった。また、長引く冷戦時代を通して軍部と経済界が結びつき軍産複合体を形成しアメリカの政治・経済・軍事政策に深く関わる構図も生まれた。こうしたアメリカの戦争を止められない性質を揶揄して「戦争中毒」と呼ぶ論調も存在する。

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